休業と魂と病院食

強剛母趾の手術に伴い入院中である。
当初3泊4日という想定が6泊7日にずれ、結局のところ8泊9日になろうとしている。
仕事を休んでのここまで長い休暇は、考えてみると育児休業以来かもしれない。育児休業時は1年間休んだから結構長かった。あの期間はなんだか社会から隔絶したような感覚になり、疎外感やら焦りやらで何やら気持ちが苦しかった思い出がある。
入院中にTVで歌舞伎の玉三郎のトークをたまたま見た。「仕事の事を考えずに休みを取る事はとても重要。前進し続けないといけないと思いがち。肉体や技術は衰えるかもしれないが、魂は後退しない。」みたいな内容だった。
入院中先の事を考えると、ごろごろしている自分が情けなく卑屈な気持ちが芽生えつつあった自分。卑屈になる必要なんてない。もっと自分を見つめ、魂だけは絶対後退させないぞと新たに思った。自分に欠けていたものを発見出来た気分である。玉三郎素晴らしい。

◾️病院食
入院中、あたりまえだが三食病院食だ。
ヘルシーって味がなく量が少ないことなのね〜。

ヘルシーは身体(肉体的)にはとても良いというのを理解できる。十分理解できる。その一方で精神的には「喜び少なし」になってしまいそう。
身体を取るか心を取るか。7:3くらいでバランス取れたらいいなぁ。