在宅勤務ライフ

食べて働く!

防災グッズとして考える事(3)

防災グッズとして考える事(2)からの続きです。
防災グッズを使ってみての検証です。

8)寝袋(シュラフ)
自宅で被災、避難所で被災等いろいろなシチュエーションがあると思います。日常の寝具が使用出来ない状況に対応出来る様にシュラフがあると便利です。(防災だけじゃなくレジャーでキャンプなどでももちろん活用出来ます)
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◾️その1 選び方が難しい?
シュラフって、急に買おうと思っても選び方が分かりにくいものの一つかなと思いました。いろいろあり過ぎて、何がどう違うのか。そして金額もバラバラだったり、いいのか悪いのかが
わかりません。
シュラフには「最低使用温度」(限界使用温度)というのがあり、その最低使用温度の温度によって商品展開されています。寝る場所がどれくらい温度が低いのかが重要で、イメージとしては夏布団・冬布団の違いになるかと思います。
ただ、最低使用温度が快適に過ごせる訳では無い事にご注意下さい。最低使用温度と快適使用温度という2つの温度の視点がある事にご注意下さい。
3シーズン(春、夏、秋)があると無難かなと思っています。ちなみに最低使用温度は-6度くらいでしょうか。
自分の買いたい最低使用温度のシュラフでも値段がマチマチである事が多いです。その理由は保温材の違いです。ダウンか化繊かになるでしょうか。ダウンでもクオリティの違いでさらに価格が変わってきます。最低使用温度が同じなら何を選んでもいいんじゃない?と思うところですが、最悪「自分が担いで歩けるか」も考慮すると良いかもしれません。最低使用温度が同じシュラフでも、高級ダウンと化繊で重さが倍以上違いますし、丸めた時の嵩張り(体積)も何倍も違います。
私は軽いのが好みのためダウンを選びましたが、ダウンは水に濡れたら保温しないので、持ち歩きや使用時に水に濡れない事に細心の注意を払っています。

◾️その2 シュラフだけじゃ眠れない
シュラフを買ったら何処でも眠れるかというと、そうではありません。布団に敷布団・掛布団の区別がありますが、シュラフは掛布団に相当します。そうすると敷布団に相当する「シュラフマット」(スリーピングマット)が必要になってきます。
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画像ではクルクル巻いてあるのがマットで、広げて使用します。雰囲気としてはお風呂場に敷くマットっぽいです。
マットもこれまた選択肢が多く、エアーマット/クローズドセルなど種類豊富で、さらに長さによるサイズ展開があります。
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私はこのエアーマットとクローズドセルマットを持っているのですが、通常の敷布団は固めが好きなのでクローズドセルマットの方が好みかなぁと思いつつあります。もっと固い感じのマットもあるようで気になっているのがありますが、人気のため欠品続きで入手出来ていません。
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(↑ 久々にメーカーサイトを見たら、在庫あり だったので、すかさずポチっと。ああああ。)
エアーマットが良いと思った方は、穴が開かないようにご注意下さい。
寝心地に追加して、さらなる判断基準に断熱性があります。しんしんと冷えるような場合に機能するのですが、それはR値という値で表示されています。スリーシーズン用ならR値が2.0より大きい値が良いと考えます。R値が大きいほど断熱性が高く、寒冷な場所向きです。


◾️その3 シュラフだけじゃ眠れない オプション
シュラフシュラフマットあればいいんじゃない?
そうですね。ここからはオプションで良いかと思います。ただ、あった方が圧倒的に快適。
○枕・・空気で膨らますタイプの枕があります。空気を抜いた重さは100g以下。畳んで小さくなるのが主流です。
○インナーシーツ・・シュラフの中で使用するシーツです。生地はいろいろありますが、持って嵩張らない軽いのはシルク製です。シルク製は畳むと大人のゲンコツくらいの小ささで重さ130g程度です。ただしシルク製は8000円くらいと高額です。
シュラフカバー・・シュラフを丸ごと包むようなカバーです。いるかいらないか微妙です。ただし、シュラフがダウンの場合濡れたら保温性が無くなり寒い思いをしますので、濡れ防止のためにシュラフカバーがあった方が良いです。人間は寝ているだけでも身体から水蒸気が出ています。これがシュラフカバーの内側に着くと結露になって結局は濡れてしまうので、外からの水に対して防水、内側から出る水蒸気を通す機能がある生地で出来ているのがいいです。そういう生地で1番に思いつくのがゴアテックスでしょうか。他の生地でも防水透湿という機能で選択出来れば良いと思います。
防水のためシュラフカバーって要らないかもしれません。が、シュラフでいろいろな季節で寝てみると「寒過ぎ!!」で目が醒める事があるんです。寒くて眠れな経験ってそうそう普段はないかもしてません。被災時にそういう思いってしたくないなぁと、寒さ経験をすると思うわけです。そんな時にシュラフカバーを重ねる事で防寒にもなるわけです。
もしも、シュラフカバーを持っていない時に寒い夜を過ごす場合にはエマージェンシーシート(銀色のカシャカシャしたやつ)を掛けると防寒にはなります。ただし、結露するのでシュラフを濡らさないようお気をつけ下さい。

例:テント内で水が凍る中、3シーズンシュラフ&エマージェンシーシートで乗り切れた時の。
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防災練習にキャンプは最適かも。
長くなりました。

続く。