在宅勤務ライフ

食べて働く!

山は自粛の話


今、登山という行為について全国的に自粛の通達が来ている。
東京の高尾山しかり。筑波山も登山道閉鎖とか。
北アルプスでもしばらく山小屋休業、テント場も使用禁止。八ヶ岳やら南アルプスでは2020年はほぼ営業しないという山小屋も出て来た。
昨今のウイルスが感染しても無症状の場合がある事が問題なのだと思う。
山小屋は3密を避けられないし、山で遭難等何かあったらレスキューが必要になる。救助される側がもし感染者だったら、助けてくれるヘリコプターや医療機関を濃厚接触者にしてしまうリスクがある。
高尾山ですら年間救助要請100件以上あるそうだ。山では難しい所より何でもない所で怪我をするケースが多い。怪我だけじゃなく疲労で動けないのも立派に遭難だし、道に迷って帰れないのも遭難だ。

今の状況に登山を趣味とする人々は、登山再開出来る日をじっと待ち続ける。
ああ一年前にはこんな日が来るなんて思ってもいなかった。

(2019年4月 北燕岳)

「山は逃げない」とよく言われるが、実際のところは人間の方がダメになっていく。若い人ならいざ知らず、私の股関節、膝関節、足首関節が、もつか/もたないか。そういう瀬戸際を感じる。
コロナがどのくらい続くかわからない。
山に行ける時期が来ても、私自身の体調が良いとは限らない。
いろいろ考えると寂しさでいっぱいになる。


(2019年5月 北アルプス涸沢)

ちょっと胃の調子が悪い日は、悲しみモードになってしまうなぁ。