在宅勤務ライフ

食べて働く!

【メリノウール】夢のような冬の快適着

ここ数年よく山に出かけるのだが、山を通して知るものに「着るものの快適さとは」がある。

気温が下がっていく晩秋から初冬、日常生活でも寒さや冷えを感じ始める。
そういう時、えてして人は上着を着込んだり、暖房をつけたりすると思う。
だがそれでも、なんだかまだ寒いとか、身体の芯が冷えるとか、肩が寒いとか、背中が寒いとか、もーいろいろ常に温度の上下に敏感に意識が集中してしまう事が多い。
暑いのも嫌だが寒いのはもっとイヤと思う場合、私は「暖かければいいのか?」という疑問を持つ。
寒い中で暑いのはもっとやだと思うようになったのは、寒い時期の通勤満員電車だった。あの暑さと湿度は苦しい。好き嫌いを超越して、生物として生存を継続出来ないのではないだろうかとすら思えてしまう。
ゆえに私は思う。
「暑いとか寒いとかそういう温度差を感じにくくするにはどうしたら良いだろうか」と。
要するに、自分の意識が温度にとらわれないでいられるウェアがあるのかと。

そして山歩きウェアを通して気づく。
その素材はメリノウール。
山歩きだけに着るのではなく、日常でも着ればどんなに快適かと。

ウール?
チクチクするのでは?
ウールはウールでもメリノウール。
チクチクいたしま・・・せん!

で、どう着るの?
それは素肌に接するところです。肌着です。
いわゆるユニクロヒートテック的な着方と一緒です。
違った言い方をすれば、昭和の高度成長期時代の典型的「お父さんファッション」かもしれない「ラクダのシャツ&ももしき」スタイルとほぼ同じでしょうか。。。
メリノウールの上下を着てから洋服を着ます。
基本薄着になれます。それでいて冷えない。暖かいという事ではなく、「冷えない」感じです。

こういう快適素材に目がないのは猫です。
猫はすぐこの快適さに気づきます。
広げた瞬間、乗ってくる。
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お値段は実は可愛くありません。
概ね1万円くらいでしょうか。上下で2万円くらい。
そう思うと普段に着るのはもったいないような気になります。登山だけに着ようかと。
ああ、私って、みみっちい。。。。

でも地道に毎年1セットずつ増加中な、お気に入り生活必需品。買える時に買っておこう大作戦実行中。

ブランド例を参考までに。
・アイスブレーカー
・スマートウール
・バーグハウス
・フーディニ
・アクリマ

防災グッズとして考える事(3)

防災グッズとして考える事(2)からの続きです。
防災グッズを使ってみての検証です。

8)寝袋(シュラフ)
自宅で被災、避難所で被災等いろいろなシチュエーションがあると思います。日常の寝具が使用出来ない状況に対応出来る様にシュラフがあると便利です。(防災だけじゃなくレジャーでキャンプなどでももちろん活用出来ます)
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◾️その1 選び方が難しい?
シュラフって、急に買おうと思っても選び方が分かりにくいものの一つかなと思いました。いろいろあり過ぎて、何がどう違うのか。そして金額もバラバラだったり、いいのか悪いのかが
わかりません。
シュラフには「最低使用温度」(限界使用温度)というのがあり、その最低使用温度の温度によって商品展開されています。寝る場所がどれくらい温度が低いのかが重要で、イメージとしては夏布団・冬布団の違いになるかと思います。
ただ、最低使用温度が快適に過ごせる訳では無い事にご注意下さい。最低使用温度と快適使用温度という2つの温度の視点がある事にご注意下さい。
3シーズン(春、夏、秋)があると無難かなと思っています。ちなみに最低使用温度は-6度くらいでしょうか。
自分の買いたい最低使用温度のシュラフでも値段がマチマチである事が多いです。その理由は保温材の違いです。ダウンか化繊かになるでしょうか。ダウンでもクオリティの違いでさらに価格が変わってきます。最低使用温度が同じなら何を選んでもいいんじゃない?と思うところですが、最悪「自分が担いで歩けるか」も考慮すると良いかもしれません。最低使用温度が同じシュラフでも、高級ダウンと化繊で重さが倍以上違いますし、丸めた時の嵩張り(体積)も何倍も違います。
私は軽いのが好みのためダウンを選びましたが、ダウンは水に濡れたら保温しないので、持ち歩きや使用時に水に濡れない事に細心の注意を払っています。

◾️その2 シュラフだけじゃ眠れない
シュラフを買ったら何処でも眠れるかというと、そうではありません。布団に敷布団・掛布団の区別がありますが、シュラフは掛布団に相当します。そうすると敷布団に相当する「シュラフマット」(スリーピングマット)が必要になってきます。
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画像ではクルクル巻いてあるのがマットで、広げて使用します。雰囲気としてはお風呂場に敷くマットっぽいです。
マットもこれまた選択肢が多く、エアーマット/クローズドセルなど種類豊富で、さらに長さによるサイズ展開があります。
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私はこのエアーマットとクローズドセルマットを持っているのですが、通常の敷布団は固めが好きなのでクローズドセルマットの方が好みかなぁと思いつつあります。もっと固い感じのマットもあるようで気になっているのがありますが、人気のため欠品続きで入手出来ていません。
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(↑ 久々にメーカーサイトを見たら、在庫あり だったので、すかさずポチっと。ああああ。)
エアーマットが良いと思った方は、穴が開かないようにご注意下さい。
寝心地に追加して、さらなる判断基準に断熱性があります。しんしんと冷えるような場合に機能するのですが、それはR値という値で表示されています。スリーシーズン用ならR値が2.0より大きい値が良いと考えます。R値が大きいほど断熱性が高く、寒冷な場所向きです。


◾️その3 シュラフだけじゃ眠れない オプション
シュラフシュラフマットあればいいんじゃない?
そうですね。ここからはオプションで良いかと思います。ただ、あった方が圧倒的に快適。
○枕・・空気で膨らますタイプの枕があります。空気を抜いた重さは100g以下。畳んで小さくなるのが主流です。
○インナーシーツ・・シュラフの中で使用するシーツです。生地はいろいろありますが、持って嵩張らない軽いのはシルク製です。シルク製は畳むと大人のゲンコツくらいの小ささで重さ130g程度です。ただしシルク製は8000円くらいと高額です。
シュラフカバー・・シュラフを丸ごと包むようなカバーです。いるかいらないか微妙です。ただし、シュラフがダウンの場合濡れたら保温性が無くなり寒い思いをしますので、濡れ防止のためにシュラフカバーがあった方が良いです。人間は寝ているだけでも身体から水蒸気が出ています。これがシュラフカバーの内側に着くと結露になって結局は濡れてしまうので、外からの水に対して防水、内側から出る水蒸気を通す機能がある生地で出来ているのがいいです。そういう生地で1番に思いつくのがゴアテックスでしょうか。他の生地でも防水透湿という機能で選択出来れば良いと思います。
防水のためシュラフカバーって要らないかもしれません。が、シュラフでいろいろな季節で寝てみると「寒過ぎ!!」で目が醒める事があるんです。寒くて眠れな経験ってそうそう普段はないかもしてません。被災時にそういう思いってしたくないなぁと、寒さ経験をすると思うわけです。そんな時にシュラフカバーを重ねる事で防寒にもなるわけです。
もしも、シュラフカバーを持っていない時に寒い夜を過ごす場合にはエマージェンシーシート(銀色のカシャカシャしたやつ)を掛けると防寒にはなります。ただし、結露するのでシュラフを濡らさないようお気をつけ下さい。

例:テント内で水が凍る中、3シーズンシュラフ&エマージェンシーシートで乗り切れた時の。
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防災練習にキャンプは最適かも。
長くなりました。

続く。

防災グッズとして考える事(2)

防災グッズとして考える事(1)からの続きです。

想定した防災グッズを使用してみてからの検証です。電気もガスも自販機もない所で。
3)ガスバーナー
ガスバーナーなんて防災用品にはいらないのではないかと思っていたが、やはりいつでもお湯が沸かせる事は便利である。
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お茶をいつでも飲めるというのは、落ち着く。偶然、紅茶のティーバッグを持っていたので良かった。もちろんカップ麺やフリーズドライがいつでも食べられる。
ガスバーナーは、テント内の使用は危険だったり、他人もいる屋内などでは迷惑がかかるのでそういう場所での使用はしない事がベターである。そうすると必然的に屋外での使用になる。この時持っててよかったものがガスバーナーの風よけである。外ではいつも無風というわけにはいかない。そんな時に風よけがあると安定した炎を使用できる。
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背景の銀色の部分が風よけだ。バーナーを囲むように立てている。強風な時だったのであってよかったと心から思えた。無かったら火は使えない。

4)密閉出来るゴミ袋
袋ならば何でもいいと思っていたが、密閉出来るゴミ袋(ジップロックでも何でも)が圧倒的に良いと感じた。何が良いかというと、人間が食べていくとどうしても生ゴミっぽいのが発生する。紅茶のティーバッグしかり、食べ残しやら、使用済みティッシュなど。ゴミ袋に入れた時に外に臭いが漏れないというのは大切だと思った。
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5)ウェットティッシュ、トイレットペーパー
鍋やらスプーンやら使用済みのものは洗いたいかもしれない。飲む水もあるかどうかという時に鍋を水で洗う事は出来ないと思う。
鍋を使ったら、まず料理が余らないようにする事が重要である。極限まで食べ物が残らないように食べた後、ティッシュで拭きまくる。最後にウェットティッシュで拭くと結構綺麗になる。使ったティッシュ類は自分のゴミ袋へ。

6)ライト
防災時の夜は電気が無いかもしれない。ライトは重要である。
私は充電式電池のヘッドライトを使用しているが、最近人気の軽くて小さい太陽光パネルがついたランタンが是非欲しいと思った。
↓こういうの。
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7)薬
胃腸薬、鎮痛剤など自分がよく使う薬や必要な薬は必ず持っていると安心出来る。

ああ、また長くなったので「続く」。

防災グッズとして考える事(1)

久し振りの投稿です。

防災の日をやや過ぎてしまいました。
防災用品というのを考えると、避難した後復旧までの間に使うものと考えるのかなというイメージがあります。
衣食住でしょうか。

災害となるとおそらくガレキやら土砂やらでなかなか普通には歩けないだろうと考える。
歩きにくい道になったとしたら、自転車やら車やらバイクで移動が難しくなるケースも多々あるだろう。とすると防災用品は自力で持ち運べる重さのものを考えるべきだろうと思っている。
普段は「どれくらいの重さなら持って歩けるのか」と考える事も少ない。
とりあえず1人分の衣食住を背負ってみた。
 水 3.5リットル
 食糧 二泊三日分(お菓子含む)
    ガスバーナー
    ガスバーナーの風よけ
    ナベ、カップ、カトラリー
 テント 1人用(インナーテント、フライ、
        グランドシート、ポール、
        ペグ)
 寝袋 8度以上のもの
    マット
    インナーシーツ
 雨具
 防寒着等のウエア少々。
 その他(モバイルバッテリー、ゴミ袋、コンタクト用品&メガネ、ライト、ティッシュ、タオル、救急用品、エマージェンシーシート、お財布、スマホ、地図、マスク、アルコールジェル、アルコールウェットティッシュ、体温計 他)

上記をザックに入れる。
ザックの大きさは55リットル。重さ13kg。
ただし、まだ少し容量に余裕あり。

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背負うと腰の上から頭の半分まである。
自分としてはこれが背負って歩ける重さ限界だと感じた。
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防災用品で1人分で二泊三日過ごしてみた結果を考察する。

1)水
持参した水3.5リットルに加えて、給水は4リットル使用した。3日目の午前中までにである。
その後すぐに立て続けに飲食してしまったから、水分はもっと必要なんじゃないかな?
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↑ さるなしソフトクリーム
この後猛烈にフライドポテトとオレンジジュースを欲してしまった。
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フリーズドライ食品が続くと、油ものとフレッシュなビタミンC的なものが欲しくなるのか?単に私が食いしん坊なのかは、説明が難しい所ではあるが、自分にそういう傾向があると考える事にする。
また水は必ずしも綺麗な水があるとは限らない。浄水器も必要な気がする。個人的にはソーヤーミニかカタダインのビーフリー かなと思っている。(その後カタダインの方を購入)
信頼出来るスジに聞いたところ、浄水器が無い場合は晒しの布を重ねたものに水を通す事を2回行うと人間が飲めるところまで不純物を取り除く事が出来るらしい。追加して煮沸すればお腹が痛くならないかもしれない。
給水がままならない場合、雨が降れば雨水という選択肢もある。雨水を効率よく集めるのに便利なのはブルーシートだそうで。防災として持っていたいとちょっと思う。

2)食糧
防災用品としてよくあるアルファ米などのフリーズドライ食品を使用した。
ある1食を紹介しよう。ドライカレーとカレーというちょっと贅沢?したメニューだ。
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よくある袋に入ったアルファ米である。
袋を開ける。ここで注意は乾燥剤とスプーンが入っているので先に取り出しておく。
注水線が二本ある。普通のごはんかリゾットかの違いだ。
熱湯を注いで、袋のジップを閉め、15分待つ。
最初15分と聞いて「長い!」と思ったが、そのあといろいろ準備している間に15分経っていた。アルファ米については水でも戻せるとのことだが、時間は60分。水で戻したものはなんとなく食べる気がしないような気分になりそう、個人的に。
カレーは熱湯でかき混ぜて60秒。早い!
このようにフリーズドライでもそれぞれ出来上がり時間が違うので、食べる時間に合わせて調理順を考える必要があると思う。
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このアルファ米1袋。量が結構多い。半分で腹八分目くらいで調子良い。使用時にきっちり半分に分けられるようなワザを習得したいものである。

また、水の煮沸やらフリーズドライやインスタント麺等にあってよかったとしみじみ思うのはガスバーナーである。

長くなったので、「続く」。

久し振りに本厚木とカサヤでランチ

本厚木の職場に久々出勤。
デスク単位になかなか高いついたてが出来ていました。

ランチは久し振りのカサヤです。
胃が豚南蛮が食べたいと叫んでいます。
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美味しい。また車で連れて行っていただけました。ありがたいです。

そしてテレワークはさらに継続です。

電車の混雑状況ですが、コロナ前と変わらない感じがしました。普通にたくさん人が乗っています。電車は結構揺れるので吊り革につかまりたくなりますが、やはり無意識につかまらないようにしてしまいました。
隣に立ってた人は、ヒョイとS字フックを吊り革に引っ掛けてそれにつかまっていました。また別の人は手にビニール袋を被せています。一瞬びっくりしますが、それもいたしかたないでしょう。
みなさんそれぞれ考えてるね〜と思った1日でした。

ばーちゃるハイキング「鏡平」(4) 鏡池

(1)(2)(3)に引き続き、ばーちゃるハイキングは続きます。

1)鏡池
新穂高温泉から登り続けた登山道も忽然と平らな木道に変わります。
鏡平には鏡平山荘という山小屋がありますが、その手前で出会えるのが鏡池です。
天候によって見え方が変わります。

晴れ!前方の山並みが水に映ります。
あのとんがったお山は!?北アルプスのシンボル 槍ヶ岳ですね。逆さ槍が見えたりします。
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曇り!山の天気はいろいろです。雲が多い日もあります。槍ヶ岳は何処に。。。
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ガス!山岳地帯にあるあるなのがガスです。おや?何も見えません。よくある事です。
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それぞれの天気でそれぞれの楽しみがあります。

2)山小屋へ
鏡池を堪能したら、もう山小屋です。ここで目につくのが、かき氷です。
登りに結構汗をかきながらでしたので、ひんやりしたものが嬉しい。
(寒すぎて食べたくない時もありますが)
オプションで練乳あり。
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次は氷イチゴにしてみようかな。

標高2300mです。新穂高温泉から標高差1200m上がってきました。

また行きたい(^∇^)な。

ばーちゃるハイキング「鏡平」(3)小池新道その2

(1)(2)に引き続き、ばーちゃるハイキングは続きます。
登りの中間地点イタドリが原から再びスタートです。

1)イタドリが原からシシウドが原へ

まだまだ登りは続きます。7、8月なら花もありますが9月以降は早い秋を感じる風景になる事でしょう。

標高がだんだん上がってくると風が涼しくなってきます。登ってきた時に汗をいっぱいかいた場合は、濡れた汗が冷えてきて寒くなってきます。これが結構辛い、というか、下手をすると夏でも低体温症になる原因です。高山帯に行く場合はこの汗冷えを防ぐ準備はしておいたほうがよいでしょう。
ファイントラック社の半袖ドライレイヤーを1枚素肌に着るとかいた汗を素早く吸収&発散して濡れる事がありません。したがって寒くない。
 ドライレイヤー + 長袖シャツ で行動する事が多いです。で、寒くなったら薄手のジャケットを着れば丁度良かったりします。もしくはメリノウール 素材のものを着ると汗冷えしにくいだけでなく、常に快適です。
また休憩時にはこまめに上着を着るという事も重要です。ザックの中からすぐ取り出せるようしておきます。

しばらく行くとシシウドが原!
標高2090m。出発地点の新穂高温泉の標高が1090mくらいなので、標高差1000mを登ってこれると、これはちょっとした自信になります。
ここにはベンチがあるので、ゆっくり休憩。行動食と水分補給をしっかり行います。

さて、あともうひと踏ん張りです。

2)「あと500m」標識
いよいよ鏡平へのゴールが近づいてまいります。

街の500mに比べると、山の500mって。。。
長いっ。
のんびり行こう。でも、もうすぐです!

続く